Daily Archives: 2015年9月20日

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「非常口」ピクトグラム

Category : 未分類

このサインを見て「非常口だ」とほとんどの方が認識できますよね。文字が読めないお子様でも、外国の方でも多く方が認識できるピクトグラムの一つだと思います。

以前、この「非常口」ピクトを考案された太田幸夫氏のワークショップに参加したことがありました。太田氏が多摩美術大学で教授をされていたこともあり、多摩美の教室で行われました。多摩美というだけで少々心躍るような気持ちでの参加でした。そこではピクトグラムの役割などを伺い、印象的だったのは、この「非常口」ピクトの秘話でした。「非常口」ピクトは実は日本で考案され国際規格(ISO)になっているのです。まず公募した3000点以上の案の中から絞り込み、前に出ている足は地面につけた方が良いのか離した方が良いのか、影はつけた方が良いのか、人の形、地と図のバランスなど細かなところまで人の心理と科学的なテストを行いながら作り上げたそうです。そしてISOに提案をしましたが、既にソ連の案に決まりかけていたため、ソ連から抗議をうけ「日ソ対決」などと新聞に書き立てられたそうです。結果的に日本案に決まったのですが、実はその日本案とソ連案は偶然にも非常に似ていたそうです。太田氏は似ていたということは、このピクトは国を越えて皆がわかりやすいという証明だ、私たちの考えは間違っていなかったのだと確信したそうです。ピクトは言語を越えて視覚的に情報を伝えます。公共のサインはもちろん、地図、図面集、広告などなどあらゆるところで使われています。ちょっと変わったところで、最近の住宅はスイッチが多く「どれがどこのスイッチかわからない!」ということで識別する為に家族で楽しくピクトを作って貼るという面白い使い方もあります。広告にももっと効果的にピクトを活用してみてはいかがでしょう。
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