
日本一厳しい屋外広告物条例
以前私が旅行でとある伝統的な観光地に行った時、ファストフードやコンビニなどのよく見る看板が、通常の赤や黄色のハデな看板でないことに気付ことがあります。それは、街の条例により、街の景観や自然の美しさを崩さない様に、色使いや、看板の大きさ、文字の大きさなどが規制されてる事が多いそうです。京都のマクドナルドは通常の赤のベース色が茶色になり全体にシックな店構えになってます。またコンビニ各社も同じ様にベース色を茶や黒にしています。店舗によっては木の格子のデザインを取り入れることで、規制を逆手に取った和風のコンビニのイメージをつくりだしていいます。
ところで、最近話題になったのは兵庫県の芦屋市の「屋外広告物条例」。来年4月からの施行らしいのですが、これが京都を上回る日本一厳しい条例になるそうです。
芦屋市のwebページから引用すると
『規制の対象となる「屋外広告物」とは、常時または一定の期間継続して屋外で公衆に表示される看板・立看板・はり紙・はり札・広告塔・広告板などをいいます。このため、商業広告だけでなく、営利を目的としないものであっても、常時または一定の期間継続して屋外で公衆に表示されるものであれば、屋外広告物となります。また、文字により表示されたものだけでなく、絵・商標・シンボルマークなどの一定の観念・イメージなどが表示されているものも屋外広告物に含まれます。芦屋市内全域で屋上広告や建物壁面の突き出し看板は禁止。看板や広告文字の大きさを制限するほか、赤や青、黄色など原色の使用も禁じ、アドバルーンも全面禁止にする。』
とのこと。
主要幹線沿いは全面的に屋外広告禁止ということになるようです。そんな中、芦屋市が検討したのが、自分たちが仕事をしている芦屋市役所の壁についている市章。先の条例に抵触する可能性があるため、市は「まず自ら襟を正す必要がある」と撤去を決定したそうです。
ちょっと厳しすぎる気がしますが、そこが有名な高級住宅地がある兵庫県の芦屋市らしさなのかも知れません。施行後に一度行ってみたいと思います。
文頭の写真はよくテレビなどで見かける東京の銀座4丁目の写真。
芦屋の条例で規制すればこうなるんでしょうか・・・・
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2 Comments
おいちゃんちゃん
2015年10月29日 at 10:25 am鬼嫁松さん、お久です。
高級住宅地のイメージじゃなくて
高級住宅地の人々の意識だと思います。
京都も厳しいですが
京都の人々の街並みに対する美意識
守ろうとする意識が
条例に反映されてるんだと思います。
施行後の街並
一緒に行きましょう。
鬼嫁松
2015年10月23日 at 6:30 pmへ〜へ〜へ〜!ですね。
そしてなかなか厳しい条例ですね。
福岡の中洲あたりなんて、電光看板が景観の見所な感じもあると思うんですが、高級住宅地イメージだからですかね〜。
施行後の街並、確かに見たいですね。
一緒に行きますか?