月: 2021年5月

先日、北九州市で開催された「北九州未来創造芸術祭 ART for SDGs」で、東田大通り公園に現れたハーブマンを見に行ってきました。

大の字で寝転がる大男は、元々公園敷地内に生息する植物だけで構成されているそうす。

展望台に上って写真を撮りましたが、大きすぎて全貌を収めきれなかったので、顔は別撮りです。

普段ただの雑草と思っている身近な植物にはいろいろと人体を癒す効果があり、ハーブマンを構成する植物全てが薬草なんだとか。

例えば、上の写真のモジャモジャ髪のヤブランには鎮静効果、顔と右手のシロツメクサにはアトピーや肌荒れに効果があるそうです。

効果があると知ったところで、それをどのように生活に取り入れればよいのか、術を知らないのが悲しき現代人。

身の回りにあるものを深く知り、生活に取り入れる知恵と時間と心の余裕、それが本当の豊かさなのかもしれないなと、風に乗って漂う植物の香りにふとそんなことを考えさせられる展示でした。

 

 

 

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北九州を代表するカルスト台地、平尾台。
ピナクルと呼ばれる地形がまるで羊のように見える羊群原（ようぐんばる）や
千仏鍾乳洞をはじめとするいくつかのケイヴが有名ですね。

かくいう私、たあなのホームマウンテンでもあります。

 

そんな平尾台に、初夏恒例の早朝散歩に行ってまいりました。

年間を通して、いろいろな草花を楽しめる平尾台ですが、
この時期のオススメはなんといっても「翁草」でしょうか。

 

オキナグサ。

その名の通り、おじいちゃんみたいなお花です。

え、ぜんぜんおじいちゃんっぽくない？

いえいえ。

花の時期を終えて、
種子ができてくると長くて白い毛が生えています。

ご覧の通り。

この毛が密集すると白髪のように見え、
まるで老人の姿と思わせることから
「翁草（オキナグサ）」という名前が付けられたのでしょうね。

オキナグサ、実は絶滅危惧種。

本州以西に自生する多年草ですが、現在は激減しています。
しかも、花がうつむいてひかえめなため、気づかれずに踏み散らかされてしまうことも多々。

春から初夏にかけて平尾台を歩く際には、
ちょっと足元のお花たちを踏まないよう、注意してあげてください^^

たあなでした。

 

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木を覆い尽くすほどの満開ではありませんが、ナンジャモンジャの花が咲いていました。

ナンジャモンジャはヒトツバタゴ（一つ葉田子）の別名ですが、ちょっとややこしいことにナンジャモンジャは「種名」ではなく「愛称」で、ナンジャモンジャと呼ばれる木はヒトツバタゴ以外にも複数あるのだとか。

全国各地にある珍しい木を地元の人が親しみを込めて『ナンジャモンジャ』と呼んでいるようです。

 

花言葉は「清廉」。

白くて清々しい見た目通りです。

 

 

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子供が描いた、お花の絵の手本のような形のマーガレット。
シンプルにかわいくて、私は大好きです。

マーガレットは、可憐な乙女のような見た目とは裏腹に、
実は丈夫で育てやすく、春から秋にかけて長い期間楽しめるお花。
よく花壇で見かけることができます。

一般的に、マーガレットといえば白。
でも、私はほんのり紫がかった品種がかわいいなと思います。

ある花壇で出会ったこちらのマーガレット。
淡い薄紫の花弁が、ちょっぴり高貴な印象。

 

うっとり見惚れておりましたら、

おやおや、

このお花に恋をしたのは私だけではないようです。

ふわり舞い降りたのはベニシジミ。

恋した乙女がおめかしを覚えて、

ほんのり唇に紅をさしたような、

そんな可愛らしいテフテフ。

 

 

久しぶりに一句。

 

…あ。

 

「恋してる」と

 

「恋すてふ（蝶）」をかけているんですよ^^

 

なんて。
俳句を説明しちゃうと野暮でしたね（笑）

 

以上、たあなでした。

 

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到津の森公園内ではじめましての木に出会いました。

遠目にも目を引く赤くて不思議な形で、そもそも赤いのは花なのか何なのか。

花アプリで調べても分からなかったのでネットで調べると、これはどうらや「ブラシノキ」というそうです。

赤いのは花で、ビンなどを洗うブラシに似ているからだとか。

何だかとってもエキゾチックだな〜と思ったら、オーストラリア原産でした。

最近は遠出も旅行もままならないですが、この木越しに青空を見上げると、一瞬だけ異国の風が吹いたような、そんな気分が味わえました。

花言葉は「恋の炎」「はかない恋」。

 

全然余談ですが、この木の近くではリクガメが日向ぼっこしてました。

 

 

 

 

 

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ちかごろ会社で「キングダム」が人気のようです。
映画にもなったのでご存知の方も多いかと思います、秦の始皇帝時代を舞台にした原泰久センセーのマンガですね。

かくいう私も、横山光輝センセーにはじまり、

吉川英治センセー、北方謙三センセー、司馬遼太郎センセーと、
名だたる作家の歴史マンガ・小説を渡り歩いた身。
中国戦国史はまんざら嫌いではありません。

せっかくなので、今回は中国戦国史に関連した花を取り上げたいと思います。

というわけで、以前登った山でみかけた樊噲草。

ハンカイ草と読みます。

中国武将に詳しい方ならピンとくるかもしれませんね。
そうです、秦を滅ぼして漢をおこした劉邦の家臣、樊噲さんが名前の由来です。
鮮やかなオレンジ色の猛々しい花びらが、武勇に優れた樊噲さんを彷彿とさせたのかもしれませんね。

キク科メタカラコウ属の多年草で、
山地のやや湿ったところに生えているので、登山をしているとよく見かけます。

 

ちなみに、漫画キングダムは、中国統一を果たした秦の始皇帝とその武将の友情を幼少期から掘り下げた物語ですが、
こちらのハンカイさんはいわゆる前漢時代の武人。
先ほども申し上げましたが、秦国を滅ぼして漢をおこした劉邦の配下だった人です。

実はわたし、中国史のなかでもとりわけこの「項羽と劉邦」のくだりが特に好きで、
とくに”人たらし劉邦”に仕えた武将たちのエピソードが大好物。
せっかくなので今回のブログも、このあたりのうんちくを少々…。

と思ったのですが、それを話し出すと長くなるので、割愛しておきます（笑）

 

項羽と劉邦、
そしてその有能な武将、樊噲。
それらにまつわる有名な「鴻門の会（こうもんのかい）」のエピソードについて
私たあなと熱く語りたい！という方はお気軽にお話かけください^^

たあなでした。

 

 

 

 

 

新緑が眩しい季節ですね。

先日の散歩中、その眩しい新緑の中にやたら目を引く紅色があったので、近づいてみるとモミジの実でした。

ブーメランみたいな形をして風に乗って遠くに飛んで行く気満々です。

可愛い女子達が写真撮るときにやってる「キュン」にも見えます。

もう全部実になってて花は残っていませんでしたが、モミジの花って存在感薄いですよね。

葉っぱに主役の座を奪われてちょっとかわいそうな気がします。

そんなモミジの花言葉は「大切な思い出」「美しい変化」「遠慮」。

 

 

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みなさまこんにちは。
GW、どのように過ごされたでしょうか。
私はといえば、あまり遠出にもいけないので、実家の庭でテント張って過ごしたりしていました。

さて、ちょうど芍薬の季節。
綺麗に咲いているところに出くわしたので、ふんわりヨーロッパ貴族のスカートのような花びらをしばし眺めていました。

不意に止まったてんとう虫が、これまたおしゃれなブローチの様で可愛らしかったです。

 

芍薬（シャクヤク）はアジア原産の多年草。
牡丹（ボタン）とよく間違われますが、全く違う植物です。

そんなこと言い始めたら、自分が撮影した花がシャクヤクなのかボタンなのか、不安になってきました…

一番わかりやすいのは葉っぱですかね。

シャクヤクの葉は切れ込みがなく、やや丸みを帯びています。
ボタンの葉はギザギザの切れ込みが入っています。

ん…だとするとこの写真ではますます判別が難しいですね（笑）
今度はきちんと葉も撮ってきます。

たあなでした。

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綿毛のついた鮮やかな紫やピンクの花がかわいらしいアザミですが、
どうやら「アザミ」という和名の花は存在しないそうですね。

キク科アザミ属に属するこの化粧筆のようなお花は、日本中に150種を超える仲間があり、私たちがそれらを十把一絡げにしてアザミと呼んでいるんだとか。

有名どころだけでも、ふじあざみ、なんぶあざみ、たいあざみ、まりああざみ、きせるあざみなどがあり、150種のアザミの仲間のうち50～80種は日本の原生種といわれています。それぞれ花の様子や、花のサイズが違うので、長い期間アザミは楽しめます。

 

日本中どこでも見られるアザミですが、なんと食べられるお花なんだとか！
あんなにトゲトゲしていて毒々しいのに！

若い葉なら、油で揚げたり、茹でたり。
葉や芽は天ぷら、ごまあえ、クルミあえ、からしあえなどの和え物、炒めものなどに向いているそうです。根は強いアクがあるので、食べたい方は茹でた後に米のとぎ汁に一晩さらしてキンピラにするのがおすすめらしいですよ。

今度キャンプで試してみようかな。

たあなでした。

 

ちなみに花言葉は「報復」「厳格」です。

 

 

 

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