SNS運用は「何を」「だれに」伝えるかが重要

SEO 対策の相談をうけていると「どのSNSから始めたらよいのか?」と質問されることが度々あります。

「SNSの運用はこれからのWeb戦略に欠かせないから取り組みたい!」という考えはもっともですし、
やるか、やらないで言えば、それは「是非やるべき物」だと思います。

だだし、その時にぽっかり抜け落ちてしまっていることがあります。
それはSNSを始める前に、「何を伝えたいか」「誰に伝えたいか」という
この2つの点についての方向性が考えられtえいないように見受けられます。

SNSはたくさんの種類があり、
つねに新しいSNSが生まれていますが、
それらは一様ではありません。

2022年10月現在の日本で利用者が多いといわれているいくつかのSNS、
たとえばLINE、Youtube、Twitter、Instagram、Facebook。
そして人気急上昇中のTikTok。

ユーザー数が多いSNSをあげるなら、この辺りが真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。
ですので「利用者が多いから、全部のSNSで企業アカウントを作ればいいじゃないか!」と思われるかもしれません。

もちろん、すべてのアカウントを設けて、きちんと運用できるならそれに越した事はないのですが、
その前に考えていただきたい事があります。

それが、先ほども書きましたように「何を伝えたいか」「誰に伝えたいか」という事をまず、
はじめに設定するということ。なぜなら、それぞれのSNSには、それぞれターゲットの年齢や性別だったり、
ユーザー層の特性が異なるからです。

1.各SNSには特性がある

上記の表はICT総研さんのデータをもとに、特徴などをジャムなりに整理しなおしたデータです。
ユーザー数だけでも、各SNSで異なる事がわかるとおもいますが、注目すべきはそれぞれの特性です。

 

LINEの特性

LINEはもっともユーザー数がおおく、SNSというよりメール代わりのコミュニケーションツールとして使っている方がほとんどです。そのため、LINEをSNSのような投稿目的でつかったり、情報を検索する目的で利用するユーザーは比較的すくないのではないか、という声もあり、LINEに関していえば企業投稿などには不向きな面も否めません。しかし、その不安要素を補って余りある、圧倒的ユーザー数の多さは事実。下手な鉄砲も数打てばあたる、という考えでいくなら、分母の大きなLINEで情報発信をするのも、あながち無駄だとはいえません。もうひとついうなら、他のSNSとちがって、利用者層の年齢の幅も広く、若年層から中年、お年寄りまで、比較的まんべんなく情報が行き渡るといわれているのもLINEの特徴です。

YouTubeの特性

YoutubeはGoogle参加の動画プラットフォームで「動画を見るために集まる」場所なので、他のSNSと比べて、ユーザーに動画を見てもらうための土台は整っています。動画を通じた販売戦略などを行うのであれば、Youtubeが適しているといえますし、Googleの参加なので膨大なGoogleのターゲティングデータもそのまま利用でき、全世界規模でのPRを行う場合にも有効といえるでしょう。

Twitterの特性

Twitterの特性はなんといっても、10〜20代をメインユーザーとした、若年層に訴求できるSNSという点です。匿名性が高いため、建前をぬきとした本音のリサーチにも適していたり、情報の瞬発力という点でも、他のSNSから群を抜いています。

Instagramの特性

インスタグラムは「映える写真・動画」を見るためにユーザーが集まるSNSのため、基本的に文字は見られないという難点はありますが、逆に絵面さえしっかりしていれば、ファンを獲得することができる点で、運用の方向性はシンプルです。また、ユーザーの半数以上を若い女性が占めているのも、他のSNSと違っている点です。ですので、化粧品や食品、旅行や衣類など、女性にうける商品・商材などをPRするのにうってつけのSNSと言えます。

 

Facebookの特性

Facebookの特性は、やはり「実名登録・実住所登録」が前提となるSNSであることと、それに伴う、エリアターゲティング精度の高さが特徴といえます。他のSNSは基本的に匿名なので、ユーザーの実年齢や居住エリアというのは、日々の投稿や挙動から推測されたデータにすぎませんが。Facebookの場合は、それが、実名、実年齢、実住所、さらに趣味や趣向の投稿を日々おこなうSNSなので、その人のライフステージや好みが丸裸にされていて、それを前提としたFacebook広告などのターゲティング精度の高さは群を抜いています。

利用者が30代後半〜50代以降に集中していて、若年者のユーザー離れが顕著になってきていますが、
言い換えれば、比較的お金に余裕があり、必要な品やサービスにはしっかりとお金を落とすであろう中高年層へ向けてピンポイントでターゲティングできるSNSというのは、それ自体がFaceBookの特性であり強みだと言えます。

TikTokの特性

最後に、今若者の間で爆発的に人気を集めているTikTokですが、このSNSの強みはまさにそこにあるといえます。利用者の大半は10代で、Twitterよりもさらに若い層に情報を届けるにはうってつけのSNSといえます。Z世代をターゲットとして情報を発信するのであれば、TikTokにまさるSNSはないかもしれません若者の興味をひきつけることのできる、15秒〜60秒くらいの短尺動画を配信することができるのであれば、ぜひ活用したいSNSですね。

以上が、簡単ではありますが各SNSの特性です。
いっしょくたにSNSといっても、情報が届く相手、年齢、性別も違えば、好みも違います。
何を、誰に伝えたいか。企業としてしっかりとターゲットを想定し、情報を整理する必要が、まずはあります。

2.大切なのは「誰に伝えたいか」「何を伝えたいか」

これから企業としてSNSを始めたい。
情報発信の場やファンづくりに、SNSアカウントを作って運用したい。

これからのWeb戦略において、その考え方は間違いではありません。
だだ、上でも話しましたように、各種SNSには特性があり、むやみやたらに投稿しても、さほど効果がみこめるとは思えません。
大切なのは、各SNSの特性に応じて情報発信を行う事。
そしてそのために必要なのは、
何を、誰に伝えたいか。企業としてしっかりとターゲットを想定し、情報を整理すること。

私たちジャムはその様に考えています。

 

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